【平戸】高性能な家の基準は?③ あなたの家は大丈夫? 高性能住宅の最重要基準【気密編②】

前回、国の気密基準は現在(2025年時点)明確に定められていない、という衝撃的な事実をお伝えしました。
皆さんはどう思われますか?「自分の家にそんな隙間なんてあるのか?」と感じる方も多いかもしれません。
現実:何も対策しないとどれくらいの隙間が?
現実として、特別な気密処理をしていない家では、最近建てられたとしてもC値(気密性能を示す数値)は2.0㎠/㎡程度あると言われています。
この2.0㎠/㎡という隙間が、家全体でどのくらいの大きさになるかご存知でしょうか?
延床面積30坪(約100㎡)の家で換算すると、合計で200㎠/㎡の隙間があることになります。これは、ハガキ約1.4枚分の穴が空いているのと同じです。
「意外と大きい」と思いませんか?この隙間から、暖かさや涼しさが逃げ、外の冷気や湿気が侵入しています。
業界の基準:【HEAT20】が示す快適なC値
実は、民間の有識者グループである【HEAT20】が、快適で省エネな暮らしのために、明確な気密の目安を設けています。

C値(機密性能)の目安 30坪の家の隙間面積
HEAT20

0.7㎠/㎡(±0.2㎠/㎡)

70㎠(はがき約1/2枚分)
経年劣化を考慮 0.5㎠/㎡ 50㎠(はがき約1/3枚分)

この0.5㎠/㎡を達成できれば、暮らしの快適性は格段に向上します。

しかし、中野ハウジングはさらに上を目指します。
中野ハウジングの基準:C値 0.2㎠/㎡の超高気密
中野ハウジングが加盟する高性能住宅の専門集団「wellnest engineering」では、さらに厳しいC値 0.2㎠/㎡ を標準基準としています。

本当の数値は実測しないとわかりません

Q. なぜ、そこまでこだわるのか?
それは、気密性能が、家の快適性、省エネ性、そして耐久性というすべてに影響を与えることを熟知しているからです。
1. 耐久性を守る:壁内結露の防止
気密性が悪いと、壁や屋根の内部に隙間ができます。
* 冬:室内の暖かく湿った空気が壁内に入り、冷たい外気に触れて壁内結露が発生。
* 夏:外の湿った空気が冷房で冷やされた壁内に入り込み、壁内結露が発生。
この結露は、建材の腐食やカビの発生を引き起こし、家の寿命を大きく縮めます。耐久性に最も影響を与える問題です。

内部結露が発生した状況

2. 快適性・省エネ性を高める:熱の逃げを断つ
気密性が高いほど、家の断熱材が本来の性能を最大限に発揮できます。
* 冬:暖房で温まった空気が壁や屋根から大気に逃げるのを防ぎ、床下からの冷気の侵入をブロックします。
* 夏:外の熱気の侵入を防ぎ、冷房効果を維持します。
これにより、家中どこでも均一な室温が保たれ、冷暖房費も大幅に削減されます。

最後に:レシピがあっても料理人の腕が重要
C値 0.2㎠/㎡のような超高気密は、「図面に書くだけ」では絶対に実現できません。
これは料理と同じです。立派なレシピ(高気密の設計)があっても、料理人の腕(現場のノウハウと丁寧な施工)がなければ、最高の料理(高性能な家)は完成しません。
中野ハウジングは、この気密重要性を熟知しているからこそ、一棟一棟丁寧な作業を徹底しています。
平戸で「本当に高性能な家」を建てたい工務店をお探しの方は、お客様の快適な暮らしを創造する中野ハウジングに、ぜひ一度お問い合わせください。

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