ロングライフ
私たちは、住まいは家族の思い出を紡ぎ、世代を超えて受け継がれるものであって欲しいと願っています。そのためには建物の長寿命化が最も重要となります。高気密・高断熱住宅では、半永久的にシロアリや腐れの心配がない、特別な木材を構造材として使用しています。
ホタテの貝殻はポーラス(孔)が大きく詰まりにくいため、効率的に臭いの分子を吸着し、高い消臭効果を長期に渡って持続。また何度も上塗りが可能です。ホルムアルデヒドなどの有害VOCを吸着し、シックハウス症候群やそれらの物質が引き起こす不快な症状の発生を和らげます。また湿度が高いときには湿度を吸い込み、低いときには湿気を吐き出す調湿効果があり、極端な湿度変化による不快感を軽減します。
建築概要
建築規模 | 木造平屋建て+ロフト |
建築工法 | 木造軸組工法(在来工法) |
建築面積 | 136.63㎡ |
延床面積 | 103.59㎡ ロフト:14.9㎡ |
断熱性能 | UA値:0.26W/㎡K 屋根断熱:セルロースファイバー 厚300mm(25kg/m3) 壁断熱 :セルロースファイバー 厚105mm(55kg/m3)+外部面厚80mmロックウール 床断熱 :ネオマフォーム 厚100mm 基礎断熱:XPS厚50mm(一部) |
窓仕様 | トリプル樹脂サッシ:U値0.78W/㎡K |
気密性能 | C値:0.1c㎡/㎡(2019年竣工時) |
設備概要
空調 | エアコン(1台) |
24時間換気 | 全熱交換型24時間第一種換気装置(オプション) ※標準換気は、ダクトレス熱交換換気システムとなります。 |
給湯器 | 電気ヒートポンプ給湯器 |
調理器 | ラジエントヒーター |
高気密・高断熱住宅標準の外壁システムは、充填断熱と外張り断熱のダブル断熱。その厚みは合計で185mmにもなります。充填断熱は、セルロースファイバー。さらに外張り断熱を構成する断熱材はロックウール。表面材まで、全ての部材が水蒸気を透過させる性質をもっており、外部に湿気を逃がすことができ、日本の多湿な気候にマッチします。また、断熱材の軽さ、接着強度、表面材の柔軟性にも優れているため、地震にも強さを発揮します。
メンテナンスフリーでも美しく保たれた外壁は、竣工から時間を経ても性能の劣化もほとんどありません。
外付けブラインドは、日射エネルギー透過率が低く、約80%を窓の外で遮断します。屋外に設置するため、窓とブラインド間の空気が対流して熱が蓄積しにくく、遮熱性が高まります。これに対し、室内ブラインドの場合は、窓とブラインドやカーテンの間で温まった熱がたまり、照り返しで温室効果が生じて室温上昇につながるのです。夏季の冷房負荷低減には、外付けブラインドが必要です。
高気密・高断熱住宅の床断熱は、ネオマフォームを使用。
ネオマフォームの熱伝導率は、数ある断熱材の中でもトップクラスのλ=0.020W/(m・K)。
地球環境に理想的なノンフロン発泡で、他の断熱材に比べて、同じ厚さでも高い断熱性能を発揮します。
高気密・高断熱住宅標準のトリプル樹脂サッシは、0.78W/㎡kという、世界トップクラスの断熱性能と機能、高いデザイン性を持ち合わせた窓です。高性能の樹脂サッシとトリプルガラスで住宅を高断熱化することで、エネルギー消費を削減し、同時に快適な住環境を実現させます。
ヒートショックとは、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことです。
特にお風呂場などでは、急激な温度変化により血圧が大きく変動するため、失神や心筋梗塞などの事故が起こりやすくなります。ヒートショックは、家庭内で高齢者が死亡する原因の4分の1を占め、交通事故の数倍とも言われています。
高い断熱性・気密性を誇る高気密・高断熱住宅では、お風呂場や各部屋の温度差が小さく、ヒートショックのリスクが格段に小さくなります。
温度・湿度を適切に保つことで、家の中のきれいな空気を確保し、家族の健康を守ります。
高気密・高断熱住宅の調理器具は、クリーンエネルギーのスーパーラジエントヒーターを標準装備。ガスコンロと違い火災のリスクが低く、IH調理器に比べて低電磁波なのでペースメーカーの方や妊婦さんも安心して使えます。また、底が平らであれば鍋の材質を選びません。
※1 2018年2月現在大手ハウスメーカーHP調べ。
※2 間取りやプランにより異なる場合がございます。